労働者にとっては報酬と経験が全て

今回取り上げるツイートはこちら。

1度転職すると気づくけど、会社にどれだけ思い入れがあっても辞めた瞬間に全くの無関係になるので、居酒屋で所属する企業の未来とかあるべき論とか語っても大株主でもない限り何の意味もないです。労働者にとって意識すべきは、その会社が毎月いくらくれて、得られる経験は何かという点のみ。

会社は辞めたら無関係になる

その通り。会社は自分が所属する組織で、生活の多くの時間を費やすため愛着が湧きやすいが、基本的には労働者であり、ビジネス関係以上の付き合いはないといえます。

が、これは会社に限ったことではありません。部活だって辞めたらそれまでだし、友達だって連絡を取らなければそれまでです。当然、会社は辞めたらそれまでです。

会社の将来の話は無駄

「居酒屋で所属する企業の未来とかあるべき論とか語っても無駄」かというと、一概に無駄とは言えません。少なくとも、今の会社で(多少なりとも)毎日楽しく仕事をしようと思うと思い入れが必要になります。

また部活の話を例に挙げるのですが、「卒業したらこの部活から関係なくなるから熱く語ることは無駄」というような考え方が中心の強豪校があるでしょうか。個人的にはないと思います。その組織を強くするのは、所属している人たちの”思い入れ”だと思うのです。

当然、それ以外にもビジネスライクに能力値の高い人を集めて、ドライに仕事を進めていくことでも会社は成長するでしょうが、長期的で持続的な成長は出来ないような気がします。日本の企業がは長命で、海外の企業は短命というのも、こう言った理由があるのではないでしょうか。

そして、日本の会社の多くは、若手のうちの誰かが偉くなっていくわけで、将来の話が全て無駄かというと疑問です。

確かに、転職することが前提で毎日働くというのであれば、無駄でしょうが。

報酬と経験が全てか

では「労働者にとっては報酬と経験が全て」かどうかというと、「それだけではない」というのが自論です。

数年後に転職することを決めていて、ステップアップや報酬をガンガン上げていきたいというのであれば間違いないでしょう。が、そのような人ばかりではないのが実際です。日々の会社生活の中で、労働環境というのは報酬や経験に加えて大切なものです。

離職率を高める要因として、職場の空気が悪いことやコミュニケーション不足というのはかなり大きいウェイトを締めます。

同じ会社に留まる予定(可能性)がない人にとっては、労働者にとっては報酬と経験が全てかもしれません。そしてこのツイートでは、「転職したら」という前提があるので、内容は概ね間違いないでしょうね。

一方、転職予定がない、考えてもいない人にとっては、報酬と経験以外にも大切なことはあると思います。

まとめ

今回は、「労働者にとっては報酬と経験が全て」かどうかについて考えてみました。

報酬と経験はスキルアップには非常に重要ですが、しばらく同じ会社で働くのであればそれ以外にも重要な職場環境という項目もあります。一度自分の労働環境を振り返ってみるといいかもしれません。

なにか気になることがあればコメントお願いします。

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