2024年の秋、仕事で飛行機に乗る機会が増えることが見込まれた私は、ついに「SFC修行」を決意しました。ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)取得を目指し、わずか3ヶ月間という短期決戦に挑んだのです。しかし、仕事と家庭を両立させながら、限られた時間で5万PP(プレミアムポイント)を貯めるのは簡単なことではありませんでした。この記事では、私がどのように計画を立て、修行を進めたのか、そしてセントレア利用者としてSFC修行を決行するに至った理由を詳しくお話しします。これからSFC修行を考えている方や、同じような状況の方にとって少しでも参考になれば幸いです。
経緯
2024年の秋ごろ、仕事で大量に飛行機に乗る必要がある見込みが立った時点で、ANAのスーパーフライヤーズカード(SFC)を取得する、いわゆる「SFC修行」を決意しました。この決断をしたのは9月のことで、そこからわずか約3ヶ月間という短期決戦でプレミアムポイント(PP)を5万ポイント貯める必要がありました。
SFC修行のスケジュールを振り返ると、16週間、約4ヶ月という非常に限られた期間です。しかも、私は家庭を持っており、土日に修行のためのフライトを行うのは難しい状況でした。そのため、平日をフル活用してポイントを稼ぎ切る必要があり、「本当に実行できるのか?」という不安と葛藤を抱えながらのスタートでした。
この修行を決意した大きな理由の一つは、2024年からJALの会員資格である「JGC(JALグローバルクラブ)」の取得条件が厳しくなったことでした。ANAも将来的にSFC取得へのハードルを上げてくる可能性が高いと感じ、このタイミングで挑戦することが最適だと考えました。「この機会を逃したら、人生で取得できるチャンスは二度と来ないかもしれない…」そんな思いも背中を押しました。旅行好きで出張も多い自分にとって、いつかはSFC会員資格を取得したいという目標があったことも、この決断を後押しした要因です。
修行開始!だけど…
SFC修行を始める前、8月末時点での私のプレミアムポイント(PP)は約1万2000ポイントでした。この時点では海外出張を1回こなした程度で、本当に大したポイントを持っていませんでした。そこから5万ポイントを達成するには、残り約3万8000PPを稼ぐ必要がありました。期間は16週間、つまり週ごとに約2400PPを稼ぐ計算です。
具体的に例を挙げると、東京-名古屋間の片道フライトで得られるポイントは約650PPです。これを基準にすると、毎週約3.6回の搭乗が必要になる計算です。このように数字だけ見ると現実的な計画に思えませんが、実際には仕事での出張予定が多く、海外出張が1回、九州への出張が4回、東北への出張が2回ある見込みでした。この出張予定が見えてきた時点で、修行を実行に移すことを決めました。
それでも不安がなかったわけではありません。特に11月に入ってから、予定されていた海外出張が年明けに延期されることが確定したときは焦りました。しかし、このようなリスクを想定して、あらかじめバックアッププランを準備していたため、計画を修正して乗り切ることができました。
ビジネスでもプライベートでも、リスクの高い計画には必ずバックアッププランを持つことが重要だと改めて実感しました。この話についてはまた別の機会に詳しくお話ししたいと思います。
かなり厳しい計画ではありましたが、2024年12月現在、目標達成の見込みが立っています。
セントレアユーザーにSFCは必要か?
ここで一つ疑問が浮かびます。セントレア(中部国際空港)をメインで利用する愛知県在住者にとって、そもそもSFCを取得する必要があるのかということです。
ご存知の通り、愛知県から東京、大阪、京都へ移動する場合、新幹線という非常に便利な手段があります。時間も距離も手頃で、飛行機を使う機会が少ないのが実情です。実際、私自身も飛行機に乗る機会がそこまで多くないため、「本当にSFCを取得する価値があるのだろうか?」と悩みました。
しかし、最終的にSFC修行を決行した理由にはいくつかの明確な動機がありました。この点については別途詳しく紹介したいと思います。ただ一つ言えるのは、今後の出張予定やライフスタイルをしっかり考慮し、飛行機利用がどれだけあるかを冷静に判断することが、SFC修行をすべきかどうかの鍵になるということです
まとめ
SFC修行を決意した最大の理由は、出張予定が多かったことです。しかし、愛知県在住でセントレアを利用する場合、新幹線という選択肢が非常に強力なため、飛行機の利用頻度が少ない方にとっては修行の必要性を慎重に見極める必要があります。SFC修行をすることで得られるメリットと、修行に費やすコストや労力を天秤にかけ、よく考えたうえで判断することが大切です。
SFC修行は一つの挑戦であり、また一つのライフスタイルの選択でもあります。これを通じて得られる体験や価値は人それぞれですが、自分にとって最善の選択を見つけてほしいと思います。
ではまた。