はじめに
- JTCとはJapanese Traditional Companyの略で、直訳は「日本の伝統的な企業」です。
- ネットスラングとして使われており、TwitterなどでJTCというワードを見かけることができます。
- 最近では日本経済新聞でもJTCという言葉を使用しており、一般化が進んでいます。(参考)
JTCの意味や使い方について
昭和チックで時代遅れな組織体制や人間関係が根強く残った日本の大企業を皮肉った使い方をされることが多いです。
伝統的な日本の企業の悪しき風習や良くない文化、もしくは「ありがちなこと」に対して揶揄、冷笑、自虐する際に用いることが多い。「伝統的な日本企業」の一般的な話として使用する場合や、勤務先や取引先がそのような企業である場合に匿名で表す際にも用いる。
https://makitani.net/shimauma/japanese-traditional-company
Twitterではネガティブな内容で使用されることが多いようです。ヤフーのTwitter検索では、以下のようになっています。
30日で8,000件弱のツイート数があり、そのうち、78%がネガティブな内容と分析されています。
過去のTwitter(2023年3月1日の調査)で最も反響の大きかったツイートは以下です。バリバリ仕事しているようには見えない社内の優しいおじさんも、会社の重要な役割を担っているのかもしれません。
この記事の著者も過去にJTCについてツイートしたことがあります。新卒から定年まで働く人が結構な割合でいる日本の伝統的な大企業では、一度会社から出てしまうともうそのポストには戻れないという、出戻りへの厳しさについてツイートしました。
JTCの起源や由来について
過去のTwitterを検索したところ、2018年の12月のツイートが発見されました。このツイートを見るに、突然出てきた単語ではなさそうなので、これよりも前あたりからツイッターでは使われ始めたことが伺えます。
アカウントを削除したり、過去のツイートを消したりされている可能性があるので、誰が最初に使用したかを探ることは難しそうです。
※突き止められた方、よろしければご連絡ください。
JTCってどんなところ?
JTC(伝統的日本企業)の特徴は、以下のような点が挙げられます。
- 人間関係を重視
- 組織主義
- 細部へのこだわり
- 礼儀を重んじる
- 年功序列
- 終身雇用
JTCについての詳細は別のページを参照してください。
まとめ
JTCは、日本の大企業、とりわけ昔ながらの雰囲気を残す会社を皮肉って使われる言葉として使われます。この先、JTCが生き残っていけるか注視したいと思います。
参考
https://toushi-love.com/2020/10/14/ネットでよく使われるjtcとは日本の伝統的企業を/